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ブルーベリーに発生する害虫とその対策について

目次

シャシャンボツバメスガ(シンクイ虫)

シュートが伸びても先端に卵を産み付けられて食害されるので先端が枯れてしまう。

対策 / 農薬

ルフェヌロン乳剤、BT剤

【ルフェヌロン乳剤】

キチン質合成阻害薬 キチン質の合成を阻害し、う化や脱皮を阻害する。 主な商品名はマッチ乳剤

【BT剤】 BT(バチルスチューリンゲルス)菌を用いた生物農薬?

有機農業に使用可能な生物農薬だとも書かれているが、菌株と試験方法によって動物試験で毒性を示すことがあるそうで、注意が必要。

アディオンフロアブル

作物名病害虫名希釈倍率使用液量 / 使用量使用時期本剤の使用回数使用方法
ブルーベリーオウトウショウジョウバエ2000200~700L/10a収穫前日まで2回以内散布

俗に言われていることですが、大潮や満月の数日後に使用すると効果がより発揮されるとのことです。
⇒満月など明るい時に一気に産卵して広がるって言われているため

アブラムシ

シュートや新梢の発育を阻害したり若葉の奇形化させてしまいます。

葉の先端にいることが多いので見つけ次第駆除するようにする。

ハマキムシ

ミノムシ

チャミノガとオオミノガを見かける

実の被害は少ないが主に枝や葉に付いて食べています。
発生数は、少ないので見つけたら取り除くくらいで大丈夫です。

ハエ

雨が降った後や完熟でない(未完熟な)追肥やたい肥を入れたあとなどに発生しやすいです。

から梅雨や晴天が続くと発生は少ないが、「ショウジョウバエ」が沢山発生しだすと色づき始めた実を吸って果実が腐敗したような味になってしまいます。

対策としては、発生前の予防策が重要になってくる。

  • 未完熟な肥料をこの時期にしない
  • 食べられた実や不良な果実をその辺に捨てない

ダメになった果実は集めて別の場所に捨てて、株回りにハエが来ないようにする。

カタツムリ

カタツムリは、一日雨が降ったりするとすぐに発生してします。

裂果したブルーベリーの実を食べたり、収穫前の果実を食べたりしたりします。発生はそこまで多くないので見つけ次第取り除く程度で大丈夫です。

気をつけたいのは、カタツムリの寄生虫になります。

イラガ類

イラガとは蛾(が)の幼虫で成虫が葉の裏に卵を産み付け孵化します。孵化して間もない幼虫は葉脈を残してレース状に葉を食害します。

  • クロシタアオイラガ
  • ヒノヘリアオイラガ

などがよく見かけられます。

イラガは、実を食べるとかしないのですが、収穫の際にイラガの存在に気付かず触れてかぶれてしまうことに問題があります。

イラガの対策

収穫時期に、上記のようなレース状になった葉を見つけたら、必ず集団で幼虫がいたりするので探します。

小さいうちは集団で移動するので、見つけ次第に集団で駆除することできるのですが、大きくなると単独で行動するので葉も葉脈もどんどん食べらてるので、早期発見がポイントになります。

葉脈だけになった葉っぱは、取り除くことにより、また発生した際にすぐわかるようになります。

葉脈だけになった葉っぱは、すぐ取り除く

コガネムシ

コガネムシはまだ青くてかたい実も食べるので厄介です。

そして、この成虫が

地中に卵を産み今度は幼虫がブルーベリーの根を食べます。

コガネムシの対策

見つけ次第駆除するのが一番ですが、

芋虫のような幼虫を見つけてしまった場合は、

鉢を開けて取り除くなり、農薬「ダイアジノン粒剤5」を使うのが最良の方法になります。

益虫は、蜘蛛、カマキリ、テントウムシなど

クモは、大型のコガネムシの成虫やスズメバチなどを捕食してくれます。また、クモは卵を産みに来た蛾を捕まえる非常に優秀なハンターです。

テントウムシはアブラムシを食べてくれます。

カマキリは、肉食の捕食者でイラガの幼虫などを食べてくれます。ただ、近くに寄ってきた動くものを構わず捕食するので訪花性昆虫(蜂や蝶)も捕殺してしまったりします。

害虫・益虫のまとめ

害虫
  • コガネムシ(成虫・幼虫)
  • ハナムグリ系
  • イラガ(デンキ虫)
  • アブラムシ
  • ハマキムシ
  • カイガラムシ
  • 尺取り虫
  • ミノムシ
  • ナメクジ
益虫
  • ミツバチ
  • カマキリ
  • クモ
  • ハエ・アブ

参考

https://www.i-nouryoku.com/prod/search/nouyaku/detail/1/7

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